2025年、芦屋市のニュースを振り返る

2025年、芦屋市のニュースを振り返る

今年もいろいろなことがありました。今回は2025年、ローカルな盛り上がりから全国で話題になったニュースまで、芦屋市のニュースを振り返ってご紹介します。

訃報 世界最高齢の女性、2024年の年末に亡くなる 

世界最高齢だった糸岡富子さんが2024年の12/29に亡くなっていたことが発表されました。
芦屋の老人ホーム「Les芦屋」にお住まいで、116歳でした。
歩くことが趣味で、100歳の時には芦屋神社の長い石段を杖なしで登り、お参りされるほどお元気だったそうです。
芦屋市の高島崚輔市長は芦屋市の公式サイトで「糸岡さんは、その長い人生を通じて私たちに大きな勇気と希望を与えてくださいました。改めて感謝申し上げます。ご家族やご親族の皆さまにも、心からお悔やみを申し上げます」とコメントしています。

兵庫県芦屋市で男性が刺され搬送 男2人が逃走中
トクリュウのトップ逮捕 容疑者は芦屋の豪邸を紹介していたインフルエンサー

1月16日、「兵庫県芦屋市涼風町で男性が刺され搬送、男2人が逃走中」と報道され、全国ニュースでも大きく扱われました。報道ヘリも飛び交い、南芦屋浜周辺が一時騒然となりました。その日の午後には犯人が関空で確保されました。

2/18、「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」のトップと目される男が屋根の工事をする際にクーリングオフの説明をしなかったなどとして特定商取引法違反の疑いで逮捕されました。警察は、勧誘マニュアルを写したとみられるノートを押収。
高齢者らの家を訪れ「屋根が壊れている」などと不安をあおり、工事の契約を結ぶ手口は「点検商法」と呼ばれます。
容疑者は自称投資家でインフルエンサーとして活動もしており、YouTubeで芦屋市の自宅豪邸や高級車などを紹介していました。その様子が連日、全国ネットの情報番組などで報道され話題となりました。

「子育てセンター」「若者相談センター」に漫画本設置!

複合カフェ「快活CLUB」で使用されていた漫画本約2200冊が芦屋市に寄贈されました。
芦屋人ライターが芦屋市役所で開催された、本の寄贈式を取材してきました。中高生の居場所づくりに活用されることや、市の職員さんの1通のメールから始まったという、いいお話を聞くことができました。詳しくはこちらから取材記事へどうぞ。

茶屋さくら通りが芝生の1日歩行者天国に!

芦屋川で「あしやさくらまつり」が開催された同日、茶屋之町の茶屋さくら通りでは1日だけの芝生ストリートが作られました。
芝生ストリートの一画では、「まちの未来!コトバの花びらプロジェクト」も開催し、来場者のみなさんと一緒に30年後のまちの未来を考えました。
お花見、グルメにキッズ屋台、ステージが楽しめるという初めての試みでしたが、こちらもさくらまつりに負けず大賑わいとなっていました。

大阪・関西万博始まる

4/13、大阪・関西万博が開幕!皆さんは行かれましたか?複数回行った、という方も多かったですね。たくさんの人が訪れ、閉幕まで毎日のように報道されていました。4/20は芦屋市の日ということで会場で髙島市長も会場でPR活動に励んでいました。
また、「ひょうごフィールドパビリオン」として、芦屋市の事業もプログラムに認定され芦屋市からはヨドコウ迎賓館も参加。芦屋市の「SDGs体験型地域プログラム」の一環として、芦屋市学芸員が「有機的建築」「SDGs」に着目した解説を行ないながらヨドコウ迎賓館館内をご案内するセミナーを開催していました。

第47回サマーカーニバルの花火大会、プロポーズ花火成功!

7/26に芦屋サマーカーニバルが開催されました。花火大会では約10年以上ぶりにプロポーズ花火が上がり、見事成功されました。
1組限定で、打ち上げ代300,000円でカップル観覧席付きだったそう。おめでとうございます!
毎年、プロポーズ花火の他にも友人、家族、恋人などへのメッセージ花火という募集もされています。

ギーズバーガー 世界の名ハンバーガー25選に日本で唯一選ばれる

鳴尾御影線にある和牛ハンバーガーのお店、「ギーズバーガー」がWorld’s Best Burgers 2025 に選出されました。世界25店舗が選ばれたランキングで、第17位にランクイン。日本から選ばれた唯一のバーガーレストランとして紹介されています。
Gui’s Burgerは2022年に開業。提供するバーガーには、日本各地の農家から直接仕入れた和牛だけを使用。開店からわずか1年で『食べログ百名店』にも選出され、国内外から高い評価を得ています。

国道43号線、打出交差点が全国ワースト4位
ふるさと納税、芦屋市は住民1人当たり赤字額が日本一

日本損害保険協会が発表する「全国交通事故多発交差点マップ」、2024年の統計発表が9月にありました。ワースト4位に打出交差点がランクイン。事故は14件だったそう。
皆さん、「わかりづらい交差点」「事故が多いと思っていた」、と思われたのではないでしょうか。規模が大きく、交通量も多くて見通しが悪いため慣れていないと右左折の場所や侵入方法がわからず混乱しやすい場所なので気を付けて運転しないといけませんね。

2024年度のふるさと納税の結果が11月に発表されました。芦屋市は寄付の受け入れよりも流出が上回り、赤字額が約11億6千万円と兵庫県内で最多でした。住民1人当たりでは特別区を除く全国の自治体でトップ。寄付が少ない上、高所得者が多いため流出が多くなっているということです。

髙島市長、タイム誌「次世代の100人」に選出

アメリカタイム誌は9月30日、今後の世界をリードすると期待される「次世代の100人」を発表し、日本からは、芦屋市の髙島市長が選ばれました。
2023年当時、日本では史上最年少となる26歳で市長に初当選し「長老政治が支配的な日本で型破りな存在だ」と評価しています。2021年には漫画「鬼滅の刃」の作者・吾峠呼世晴さんが選ばれています。

姿を消す、芦屋の店

長い間、市民の間で親しまれてきた芦屋のお店が閉店、移転などで姿を消しました。いくつかピックアップしてご紹介します。

「かごの屋」9/15閉店
1999年10月にオープンし、26年間。解体か改装でしょうか、工事が始まっています。

「かぶらや」8/25閉店
開業25年。6年連続ミシュランの星を獲得。鴨が名物のお蕎麦屋さんで、芦屋人も2008年に取材・撮影しています。

「豚々亭」6/30閉店
創業は少なくとも40年以上前ということですが、正確な開業年がわかりませんでした。打出で長く親しまれた町中華で、コスパがいいと評判でした。

「上條酒店」9月末閉店
創業70年。芦屋の数少ない角打ちで有名だった上條酒店さん、常連さん方に惜しまれながら閉店されました。角打ちは酒屋の一角に設けられたスペースで立ち飲みするスタイルのことです。

「シェフアサヤマ移転」6/30閉店
1998年にオープンして芦屋で28年。メルモが人気だったケーキ屋さん。10月東灘の青木に移転オープンしています。

「いかりJR芦屋」
1992年に開業。閉店は2024年ですが、再開発のため建物が取り壊されて少し寂しくなりました。再開発後には戻ってくる予定があるようです。

「南芦屋浜のセブンイレブン、ファミマに」1/15閉店
20年、地域貢献活動をしてきたスポットでした。選挙ポスター・看板がとにかくびっしり貼られていた印象が強い建物でした。ファミマは9/19オープンです。

「洋服の青山 芦屋店跡地がロータスショールームに」
2号線にあった洋服の青山、芦屋店も正しい開業年がわからないのですが、かなり長くあったと思います。芦屋のランドマーク的な存在でした。しばらく空地でしたが、1月にロータスショールームがオープンしました。

「三八通りのカッパ」
芦屋モノリスが電電公社やNTTだった頃、職員に愛された「炉端焼きかっぱ」というお店だったそう。もう閉店はしていましたが、ずっとカッパの置物があり、季節によって装いを変えていました。新しいお店が入るにあたり、姿を消してしまいましたとSNSに投稿したところ、「カッパはどこ?」と泣いたお子さんがいらっしゃったと聞き、行方を捜しています。ご存知の方は教えてください。

いかがでしたか?良くも悪くも芦屋がニュースになりましたが、来年はいいことばかりたくさんあるといいですね。
こちらは芦屋人のYouTube「芦屋LIFEニュース!」でもご紹介しています。

<ライター 杉本せつこ・横田夏生>