カンテレ『よ~いドン!』水曜「ロザンのうんちくん」コーナー、街ロケ撮影レポート!

カンテレ『よ~いドン!』水曜「ロザンのうんちくん」コーナー、街ロケ撮影レポート!

2021年5月12日(水)放送の「よ~いドン!」に芦屋人スタッフが出演!水曜「ロザンのうんちくん」コーナーで芦屋の案内人としてロザンのお二人をご案内しました。
肖像権の関係でロザンのお二人のお写真はありませんが、テレビに映っていない撮影のための準備や舞台裏、放送されなかった部分をご紹介します!

事前の打合せ

「ロザンのうんちくん」は、ロザンのお二人がさまざまな町や会社に行って、クイズに答えたりスタジオに出題したりするコーナーです。ロザンの宇治原さんが3問に答えて、正解の数だけ視聴者プレゼントがあります。
打合せが撮影の数日前にあり、ディレクターからおおまかな流れや、予定されているロケ場所とクイズ内容を聞き、こちらの役割を把握しました。

筆者としてはJ:COMの情報番組「デイリーニュース」で生放送と、コロナ禍以降は「ジモト応援 つながるNews」にZOOMで出演し芦屋情報をご紹介してきたのですが、ロケは初めての経験です。

打合せをして意外だったのは、台本がきっちりあることでした。ロザンのお二人の掛け合いまで台本化されていましたが、これは仮のもので撮影に入るとアドリブも多く、お二人に任せていました。
紹介する情報のソースを丁寧に調べ、たくさんの人にわかりやすいクイズを選んでいるのが印象的でした。打合せ段階では、いくつか芦屋に関連する蘊蓄ネタはお伝えしましたが、たくさんの人がわかる内容ではないということで採用されずちょっと残念。
台本には紹介する物の情報や歴史がたくさん書かれていて、「これを全部覚えるんですか!?」と驚愕したのですが、カンペも出すし、ある程度台本に沿っていれば自身の言葉で話してかまわないとのこと。カンペがあるならなんとかなるかな?と思って安心してロケ当日に臨みました。

JR芦屋駅前からスタート

芦屋のロケ番組ではよく見る風景ですが、やはり芦屋大丸とモンテメールをバックにした駅前が一番テレビ的にわかりやすいんですね。ロザンのお二人が現場に到着すると、リハーサル無しで即本番に入ります。
カメラが回ってまず驚いたのは、面白い場面ではディレクターやAD、カメラマンまでスタッフが笑い声を大きく出していることでした。確かに、笑い声がなければ放送で寂しいものになりそうです。

放送されていないところでは、面白いタイミングでパトカーがアナウンスしながら動き出して笑いが起きたことや、「高級外車が多いですね」とお話したタイミングで信号が変わり、通る車すべてが本当に外車でお二人が「おお~っ」と声を上げていました。台本にまったくない出来事だからこそ面白い瞬間でした。

無事に最初のクイズを終了し、少しほっとしていたら「カンペをあまり見ないでください」というダメ出しが!移動中に必死で台本を頭に入れるようにしましたが、個人的にはここからの動揺が激しかったです。

「ビゴの店」へ移動

前もって店内などの撮影をし、次の流れを確認してスタート。ビゴ太郎さんをご紹介します。やはりフランス人のようなお姿に、日本風のお名前は芸人さんとしても外せないポイントなんですね。太郎さんが「ちなみに弟が次郎」と言われると笑いがおきていました。
太郎さんが珍しく緊張で言葉に詰まってしまったところを、菅さんの「さては次郎やな?」という面白いツッコミでカバーされたのはさすがでした。

放送されていないところでは、菅さんが宇治原さんにスタッフ全員分のフランスパンを買わせる流れになったあとのこと。菅さんが私にも「パン欲しいよね」と声をかけ「ぜひお願いします♪」と答えると数を増やし、さらにビゴの店のスタッフさんにも「お二人もパンいるよね!」と声をかけて スタッフさんたちがブンブンと首を振ったところ、宇治原さんが「いやそこはハイって言わんと」と、というツッコミで本当にその場が爆笑でした。

芦屋川へ移動

芦屋川では川底の土砂撤去作業中で、大きな音をたてる作業車で何度か撮影がストップしました。スタジオじゃないと、こういう音待ちがあるんですね。

芦屋川で紹介する条例の説明では想定外の質問に思わず答えを言ってしまいそうになり、言わずにストップできたものの、そのあとの解説などが頭から飛んでしまい真っ白に。時間が押していたので、そこは丸々無しになりました。菅さんが「大丈夫?緊張取れてきた?」を声をかけてくださったんですけど、もうこの後はヘロヘロでお詫びもできずでした。流れがアドリブで進むと、次に言おうと準備していた内容がまるごと飛ばされて、またそこで動揺しています。放送を観ると本当に私の説明部分は全部ナレーションに差し替えになっていたので、反省しきりでした。

六麓荘町交差点で

六麓荘町では町内会の許可がないと撮影ができないので、解説は町の入り口で撮影します。
菅さんがそれを知らずに町へ入っていこうとする流れでは「町会長さんに怒られてしまう!」という意識から、本気で止めに入ってしまいました。放送されていないところでは菅さんが2回、3回目は宇治原さんも一緒に突破しようとするのを止めています。
ここで芦屋不動産株式会社の深見社長と合流です。

六麓荘の豪邸

ここからはご案内が深見社長となるので、少し一息付けました。豪邸ではマントルピースにオールドマイセン、フォーマルリビングとキッチン、白を基調にした華やかなインテリア、茶室や2階からの眺望に本当に感動!

ただこの時点で宇治原さんが次のお仕事への移動時間が迫っており、ちらっと時計を見ると本当に時間がない!眺望を眺めながらお話が盛り上がっているところ、焦ったディレクターからクイズの出題に行く指示が出ており、そこは私の役割です。
「この盛り上がってるところに私が割り込んでストップをかけるんですか!?図々しいと思われない?」と内心ビクビクしながら宇治原さんに「割り込んでいいですか?割り込みますね?」と訴える目線を送って、なんとか割り込みに成功し出題に入ることができました。

せっかくの豪邸が台本上の半分ほどしか紹介できなかったのがもったいなかったです。時間があればバスタブでくつろぐ菅さんが見れたかも?

同行スタッフからの目線では・・・

今回は同行スタッフとしてカメラの後ろから撮影の様子を楽しく見ていました!特に印象に残ったのは裏方スタッフさんの対応や動きがとにかく素早く丁寧なことです。今回は移動しての撮影だったので、撮影場所に着くと車通り人通りを考慮し画角を瞬時に判断し、撮影準備をしていました。またお店の方へはもちろん、通行人の方への配慮もとても丁寧なものでした。
また、同行者の私に「よ~いドンの撮影?いつ放送なの?絶対見るわ!」と温かい声かけをくださった通行人の方も多々おられました。関西での「よ~いドン!」の知名度のすごさを実感すると同時に、ありきたりではありますが、裏方の方の下準備~撮影時の臨機応変な対応に驚かされるばかりでした。<北島志保>

ロケを終えて

ロザンのお二人はオンオフがしっかりしていて、その切り替えは本当にプロ!カメラがまわった瞬間にワッと盛り上げ、カットがかかるとスッとクールダウン。きちんと台本も頭に入っていて、台本と真逆のことを言うお二人に大笑いしたのは、台本を読める人だけの特権でした。
あくまでメインはロザンのお二人なので、と端で映らないようにしていたら、何回か「入って」というように背中を押されたので、ロケ撮影は立ち位置が難しい!

もう少し自分で台本にはない小ネタを話せたら良かったのですが、今回は撮影終了時間がきっちり決まっていたこともあり、引き伸ばすことができないので断念しました。反省点もたくさんありましたが、次回があればもっと芦屋らしさを発信できるようにしたいです。

<ライター 杉本せつこ>