今だから、インターネットの使い方を見直そう

今だから、インターネットの使い方を見直そう

PC、スマホ、タブレットなどインターネット通信の環境が当たり前になっている現代。新型コロナウイルスの影響で家にいる時間が長い昨今、特に触れる時間も長くなってきているのではないでしょうか。SNSでの情報発信やオンラインショッピングでの個人情報の入力など、気軽に出来るからこそ危機感が低くなっていませんか?

その情報は正しいものですか?

最近で言うと、新型コロナウイルスに関する様々な情報が流れています。あなたが見ているその情報は本当に正しいものなのでしょうか?デマ情報に踊らされないよう、公的機関がきちんと発表した情報なのか等、正確な情報の取捨選択が求められます。
また、デマが広がるのは悪意からとは限らず、注意喚起など、良かれと思ってした行動がデマ拡散に繋がることもあるんです。「マスクの販売情報」、「コロナウイルスにはこんな食べ物が効く」、「トイレットペーパーなどの紙類の供給が途絶える」、「ロックダウン(都市封鎖)が起きる」などここ数か月のうちにどれか一つは聞き信じた情報があるのではないでしょうか。

インターネットによる新型コロナウイルス関連の被害

コロナ患者の住所がネット上で拡散され、家に張り紙など悪意のある被害を受ける。身に覚えのないマスクが家に送られてきて後から金銭を要求された。また、国民一人当たり10万円もらえるという特別定額給付金の申請が各自治体によってそれぞれ始まっていますが、その給付金を狙った詐欺メールなども横行しているとのことです。必ず一人で悩まず周りに相談しましょう。

SNS上での注意点

若者、子育て世代だけでなく高齢者の方もスマホで撮影、写真をSNSに掲載という作業が容易な今、気をつけなければならないことがあります。
子供さん、お孫さんの情報をSNS(Facebook、Instagram、Twitterなど)で発信する時に気を付けていることはありますか?全く知らない第三者が容易に見れる環境にしていませんか?子供のお友達が映ったまま掲載していませんか?
子供の学校名、学校が特定できるような写真の掲載により、実際にSNS上で個人が特定され、犯罪者が学校に現れるというような事件が発生しています。同様に、子供のお友達が映った写真を掲載する場合も、きちんと保護者の方に許可を取りましょう。
また一般的に写真、イラストには著作権があります。無断転載は禁止です。こちらも掲載主に必ず許可が必要となります。

その投稿、個人情報特定されませんか?その投稿、個人情報特定されませんか?
他のお子さんの顔写っていないか確認しましたか?他のお子さんの顔写っていないか確認しましたか?

インターネットショッピング詐欺

Amazonや楽天などをはじめ、インターネットショッピングサイトが非常に増え、それに伴い「買ったマスクが届かず、販売業者と連絡が取れない」「明らかな偽物が届いた」などの詐欺も増えています。必ず業者の住所や連絡先を確認しましょう。明らかに安すぎるものに安易に飛びつかないようにしましょう。支払い方法が銀行振込のみの場合で、個人名口座の場合は特に注意しましょう。

おわりに

ネットやSNSなどへの書き込みは決して軽く考えず、自分の投稿には責任を持つことが大切です。
安易に考えがちなネットの匿名性は基本的にいつ、どこから書き込まれたか調べることが出来、個人を特定することが出来ます。気軽に投稿したものが大事件につながるなんてことが起こり得るんです。もちろん大変便利で私たちの生活になくてはならないものですが、使い方を誤ると本当に恐ろしい、目には見えない凶器と化します。そうならないためにも今一度使い方を見つめなおして正しく便利に付き合っていきたいですね。

〈ライター 北島志保〉