大好き!来秋映画化も決定している芦屋の給食、そのおいしさの秘密は…?

大好き!来秋映画化も決定している芦屋の給食、そのおいしさの秘密は…?

芦屋市民センターで7月25日と26日に『第33回芦屋市学校給食展』が開催されました。「心と体に栄養を~食でつながるみんなのえがお~」をテーマに、子供たちの健全な心身の発達のために食べること、食育の大切さを再確認できる場、親子で楽しむ場が設けられることはとても良いことですね。2017年には本も出版され、来秋映画化も決定している芦屋の学校給食!そんな芦屋の学校給食展、取材させていただいたのでご紹介します♪

話を聞く子どもたちの目が輝くオープニングセレモニー

初日はオープニングセレモニーがあり、伊藤舞市長をはじめ、多くの来賓の方々によるテープカットが盛大に執り行われました。
伊藤市長は「安全で美味しい給食」についてお話しされ、また、実際に調理に携わられている栄養士の方がご自身の以前の体験から、どんなに忙しくても決して手を抜かず、みんなが平等に食べられる給食を、食べた人がどう思うのかということを頭に置いて仕事をしているとお話しされました。
何よりも『まごころ』を込めて作ることを1番大切しているという話を聞いた子供たちの嬉しそうな笑顔が場を和ませていました。

テープカットテープカット
伊藤舞市長伊藤舞市長
給食室の先生給食室の先生

趣向を凝らした展示パネル

芦屋市の学校給食は自校方式です。そのため、各学校それぞれの特色ある給食がパネルで展示されていました。普段見慣れないメニューや各学校の取り組みに来場者たちも見比べながら盛り上がっていました。別室には子どもたちから給食室の先生方に宛てた、「ありがとう」の気持ちがたっぷり込められたメッセージや絵も展示されていましたよ。実際に調理員さんが使用されている調理器具の展示もありましたが、木べらの大きさ一つとってもびっくりです!筆者のシャーペンを横に並べてみましたが(見えますか!?)大きさ伝わるでしょうか?
大汗をかきながら調理されているという調理員さんのお話がありましたが、納得です!

おまちかね!?ワクワクの試食

試食券を求めて長蛇の列ができていました!でも大丈夫です♪試食券は約300枚用意されているので、開始と同時に無くなるということはなく、多くの方々が味わうことができます。
初日の献立は、オムライス、きなこパン、香草パン粉焼き、かぼちゃのコロッケ、きゅうりとわかめの酢の物、ライススパサラダ、なすのリャンバン、焼きリンゴでした。
筆者もいただきましたが、白身のお魚もふっくらと焼けていて、野菜本来の味わいも楽しめました。そしてすべてにおいて味が、辛すぎる!すっぱすぎる!甘すぎる!ということがなく、ちょうどいい美味しさということに驚きました!給食は冷めることを考えたら味も濃くなりがちですが、まったくそんなことはなく、ひと口食べるごとに「美味しい~♪」と洩らしてしまうほどでした。これらの試食メニューもレシピが配布されていました。

来秋映画化も決定!

2017年にはレシピ集「芦屋の給食 おしゃれな街のおいしい献立」が発売され、すぐに重版になるほどの人気を集めた芦屋の給食。市制80周年の2020年秋には白羽弥仁(しらはみつひと)監督により芦屋の学校給食の映画化が決定されています!「食」を通して「絆」を描くヒューマンドラマ。これからますます要チェックの芦屋市の学校給食、その根源には作り手の「まごころ」と子どもたちの「ありがとう」の気持ちが詰まっています。

<ライター 北島志保>