放課後は学校の「あしやキッズスクエア」で遊ぼっ!

小学生が放課後に安心して遊べる場所×時間×仲間作りを目指し、現在、芦屋市内7校の小学校で「あしやキッズスクエア」を実施しています。今回は、その内容や現状をお伝えします。
自由に遊べる子どもたちの居場所作り
塾にお稽古事にと忙しい近頃の小学生たち。放課後に遊ぶ時間も、一緒に遊べる友だちも限られているとか。しかも学校外で遊ばせるのは心配…。そんな現状を踏まえ、文部科学省「放課後子供教室事業」が始まりました。放課後に小学校の余裕教室や校庭を利用し、地域の多様な方々の参画を得て、子どもたちが楽しく遊べる居場所を作り、新しい体験ができる機会を提供します。芦屋市でも「あしやキッズスクエア」として平成27年度より精道・山手・潮見小学校を皮切りにスタート。翌年には宮川・朝日ヶ丘、浜風の3校で、今年5月に打出浜、来年1月に岩園と、市内8小学校で完全実施となる予定です。対象児童は、該当小学校区に居住する小学1~6年生なら誰でも。私学や一時帰国のお子さまも可能。事前に青少年育成課への登録が必要です(年度登録料500円)。現在、およそ各校在籍児童の半数が登録。アンケートによると、これまで参加した子どもたちの評判も「楽しかった」と上々のようです。
自由に遊ぶ+体験プログラム
「あしやキッズスクエア」は、留守家庭児童会(学童保育)とは異なり、児童を預かり育成指導する事業ではなく、子どもたちの自主的な活動を尊重します。放課後から帰宅時間の5時までの間、誰と遊んだり、どう過ごすかを決めるのは自分自身。常時3名のスタッフが安全を見守りますが、「〇〇の時間」「〇〇しなさい」という指導ではなく、時間の使い方や遊び方についても自分たちで考え、子ども同士が学びあい、育ち合いができる場になっています。遊び道具は、スマホやゲームではなく、将棋、トランプ、ボードゲームなどのアナログ思考の遊び中心。友だちとの会話も弾み、クラスや学年を超えた交流も増えそう。高校・大学生や地域の方がボランティアとして参加し、子どもたちと一緒に思い切り遊んでくれるのも嬉しいことですね。地域の絆も深まり、お互いによい経験となりそうです。また、月に数回、地元団体や個人の指導者による体験プログラムを実施。例えば、県立芦屋高等学校のラグビー部がラグビーの楽しさを教えたり、英語スクールのネイティブ教師と英語で遊んだり…。多彩な体験が子どもたちを刺激し、興味をかきたてます。
子どもたちが安心して過ごせる居場所があり、放課後に思いっきり遊ぶことで心も元気に!有意義な放課後を過ごせるよう、この制度を活用してみてはいかがでしょうか?




〈キッズスクエア体験プログラム〉
キッズスクエアでは、スポーツ・伝統・文化・芸術・音楽などの体験プログラムの他、
季節の行事や郷土にまつわるプログラムを用意。月間スケジュールを見て、希望のプログラムに参加できます。下記はその一例です。
- スポーツ スナッグゴルフ、野球教室、ペタンク、ヒップホップダンス、体操教室、昔遊び、ヨガ教室、走り方・リレー教室など
- 伝統・文化 落語教室、将棋、囲碁、折り紙、習字、楽しい中国語、英語で遊ぼう、南京玉すだれ、現代作法、民謡、コマ遊びなど
- 芦屋について 消防教室、秋祭り教室、1.17を忘れない、芦屋すごろく&かるた、芦屋の民話など
- 芸術・音楽 ブラスバンド&笛作り、ハンドベル、造形教室、リコーダー演奏、美術博物館学芸員と絵を描こうなど
- 科学・制作 竹とんぼ、ロケット作り、紙飛行機作り、たこ作り、クリスマスリースカード、自然の不思議発見、マジックなど



お問い合わせ
芦屋市教育委員会 社会教育部 青少年育成課
TEL:0797-22-0358
※掲載している情報は、2017.05.20の情報です。
そのため記載内容が、最新のものと異なる場合があります。

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