赤ちゃんとのあったかコミュニケーション、
ベビーマッサージ教室
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赤ちゃんとのあったかコミュニケーション、
ベビーマッサージ教室

思わずにっこり!ママから赤ちゃんへのマッサージ

赤ちゃんとのコミュニケーション方法の一つとして話題になっているベビーマッサージ。その起源は、古くからアジアに伝わるマッサージの習慣が欧米で体系化され、未熟児のケアとして開発されたもの。今回は、その「ベビーマッサージ」教室が芦屋市立青少年センターで開催されていると聞いて、取材してきました。今年で創立10年目になる『ママズケア』主催ベビーマッサージ「タッチケア」よちよちクラス(対象年齢生後2ヶ月~たっちするまで)を紹介します。

とってもかんたん。楽しく歌いながらマッサージ♪

「タッチケア」の教室は芦屋市立青少年センターの3階和室で行われていました。教室参加は1回ごとに料金を支払うので、初参加の人や、何度目かの人など様々。まずは受付を行い、参加費を支払うとともに、初めて参加の人は履修シートをもらいます。個別の履修シートにそって約6回参加する事で、乳児の子育てとマッサージが理解できるようになるという設定。わかりやすく項目ごとに分かれているのと、好きな順番からできる事が、ママさんとしては気楽に参加できるポイントでもあります。
そして受付が終わったら、赤ちゃんとママさんは準備してきたタオルをセットして始まるまでの待ち時間を用意されている玩具で遊んでリラックス!初参加のママさんと赤ちゃんはお部屋の雰囲気などに慣れるまで、昔ながらの木のガラガラなどで遊んでいました。
さあ、これから何が始まるのかな?ママさんも赤ちゃんもワクワクドキドキです。

触る事によってわかる。子どもの健康状態

時間になり、講師の南田先生が集まったママさんと赤ちゃんに声をかけ始めます。「まずは自己紹介から始めましょう」初めてのママさん、経験者のママさん、それぞれ赤ちゃんの名前と月齢そして最近の赤ちゃんの様子を紹介していきます。「離乳食を始めました」「はいはいを始めました」と赤ちゃんの近況報告をします。どのママさんも我が子や他の赤ちゃんの成長に嬉しそう!順番に自己紹介が終わると、リラックスしながら手遊びをします。そしていよいよマッサージへ!お歌やリズムに乗せて、マッサージ。「曲げて、のばしてギュ~」とわかりやすい言葉と同時に血の巡りを良くするツボを刺激して、赤ちゃんの食欲を増進したり、便秘ぎみの赤ちゃんにはお通じに効くマッサージをしていきます。「風邪をひき始めた時は熱が出る前、お腹が硬くなっていますよ~」と言う先生の言葉にママ達は赤ちゃんのお腹を触りながら健康状態をチェック。慣れていない赤ちゃんは始めは何が起きるかわからないのか、ちょっとイヤイヤ~という感じでしたが、ママさんの歌う声や、タッチが気持ちよくなると、たちまち「もっとして~」と心待ちにしている様子に変わっていきました。慣れている子は気持ちよくて眠りに入りそうになったり…。歌いながら楽しくできるので、もちろんねんねしなくても大丈夫。とっても元気になって、動きたくてムズムズしている赤ちゃんもいました。マッサージが終わると、体重を計って履修シートに記録して授乳タイム。
その後は離乳食や予防接種、手当の方法やミルクの与え方など季節や年齢にあったお話や、個別の悩みにアドバイスをしてくれます。始まりから終わりまで約2時間は、赤ちゃんにもママさんにも負担のない時間です。その様子はとても微笑ましくて、歌を通してタッチケアすることは、絵本を読んであげることと同じように親子の絆を深める1つの語りかけだなと思いました。

助産師だからもつ経験の豊富さを生かした育児アドバイス

講師でもあり、「ママズケア」の代表でもある南田さんは、各地でベビーマッサージや育児相談をされています。助産師の資格をお持ちなので、その知識と経験で、初めて育児をするママさんから経験豊富なママさんまでの色々な相談に乗ってくれます。そして自らの育児の経験と反省も含めて、たくさんのママさん他、教職員、心理士、助産師などの仕事を持つ各方面の職場でも育児の方法を伝えています。中学生の不登校の子どもをもつママさんの悩みをアドバイスをしている時間もあるそうです。南田さんは、マッサージだけではなく子育ての相談の場を提供していきたいそうです。
子どもが赤ちゃんの時から、マッサージを通じて楽しくコミュニケーションを交わしていると、将来悩みを気軽に話し合える関係へのきっかけになるかもしれません。マッサージは古来から続く家庭でできる体のケアですが、もしかしたらする方・してもらう方両方のココロにも効くのかもしれませんね。

ママズケア

  • 0797-51-7111
  • 月~金9:00~17:00