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ポルターガイスト

ポルターガイストをご存知でしょうか。別名「騒がしい霊」とも言い、勝手に家具が動いたりする超常現象のことです。日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米ではわりとポピュラーな現象のようで、報告例が何件もあり、科学的な検証がされたことも少なくないそうです。もし、貴方の家で閉めたはずのドアが開いていたり、勝手に椅子が動いたり、皿が食器棚から飛び出したり、ヘソクリが減っていたりすれば、それはポルターガイストなのかもしれないのです。

新興住宅街に住むスティーブ一家に奇妙な出来事が起きます。幼い末っ子のキャロル・アンが何も映っていないテレビと対話し、犬が誰もいないところに向かって吼えます。椅子や家具が勝手に動き、ついには信じられない超常現象が一家に襲い掛かります。一家は超常現象を研究する学者と霊能者の協力を得て、この超常現象に立ち向かうのですが…
古くからの映画ファンにはお分かりだと思いますが、こうした家に悪霊が取り憑くというのはポピュラーな題材で、「ヘルハウス」「悪魔の住む家」など多くの作品があります。しかし、本作がそれらの映画と違う点はまず画面の美しさです。ホラー映画というのは暗い画面と相場は決まっているのですが、本作はとにかく明るくて美しい場面が多く、溢れんばかりの光で表現された霊の世界は独特な美しさで印象的です。また、ポルターガイストという超常現象に巻き込まれた一家が家族愛で立ち向かうという面も他の作品に無い一面だと言えるでしょう。

さて、正直に言えば、本作はそれほど怖い映画ではありません。ホラー映画というよりは、ファンタジー映画といったほうがいいかもしれません。
つまり本作はホラーとファンタジーの両面を併せ持った傑作だと言えるでしょう。血や生理的嫌悪感を煽るような映像も少ないので、ホラー映画が苦手な方もご覧になれるのではないでしょうか。

本作はあのスティーブン・スピルバーグが制作をしています。ホラー映画も彼の手にかかると一級のファンタジーになるということでしょうか。
監督はトビー・フーバー。「スペース・バンパイア」などホラー映画はお得意の監督です。映像的にはCG技術発達以前の作品なのですが、SFX 技術を駆使し、十分に驚異的な映像を創り上げています。

さて本作では幼い末娘、キャロル・アンが重要な鍵を握っているのですが、確かに子供や動物には、大人には見えないものが見えているように思えます。我々は成長するに従ってそういう感覚を失っていくのかもしれません。そういう私も様々なものを失って、今の歳になったような気がします。純真な心、未来への夢、スリムなおなか、ふさふさした髪の毛…。

…はぁ。

CINEMA DATA

1982年制作

【配給】MGM
【制作】スティーブン・スピルバーグ
フランク・マーシャル
【監督】トビー・フーバー
【出演】クレイグ・T・ネルソン
ジョベス・ウィリアムス 他

ワーナーホームビデオよりDVD発売中

©Eiga-zaru 2004-2018

※掲載している情報は、2006.07.01の情報です。
 そのため記載内容が、最新のものと異なる場合があります。

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