 | | | | レースを編む女(ヤン・フェルメール) 1669-70年頃 (ルーヴル美術館:パリ・フランス) | | |
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| 今回はルネサンス以降の作品で、同時代の本流から少し外れたところにありながら、
見る者の心をとらえて離さないルーヴル収蔵の作品を、2点ばかり紹介しましょう。 17世紀のバロック絵画といえば、レンブラントやルーベンスのような劇的な光と影のコントラストを使った、
強烈な印象の絵画がイメージされます。しかし同じ時代の画家フェルメールは、静寂に包まれた光と影を描きました。 彼の残した作品は、わずかに34作品。その生涯もよくわかっていません。
画家組合の理事に選出されていたくらいなので、当時の評価は低くなかったはずですが、
生涯オランダのデルフトを離れなかったせいか、彼の名前は19世紀に“発見”されるまで、忘れ去られてしまいます。
「レースを編む女」は、うっかりすると通り過ぎてしまいそうなくらい小さな作品です。
しかし細かな針仕事をしている少女の指先、まさに絵の中の少女が視線を集中しているその場所から、目が離せなくなってしまう魅力を持った作品です。 |
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