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芦屋発 旅と文化のすすめ
 都市紹介編 第15回 パリF〜ルーヴル美術館その2
岩窟の聖母(レオナルド・ダ・ヴィンチ) 1483-86年
(ルーヴル美術館:パリ・フランス)
ルネサンス三大巨匠といえば“万能の天才”ダ・ヴィンチ、“神のごとき人”ミケランジェロ、“聖母の画家”ラファエロの3人。 ルーヴル美術館では、この3人の絵画や彫刻などを思う存分堪能できます。
 ダ・ヴィンチは、絵画のほかに彫刻、建築、土木、医学、航空力学、機械工学、天文学などにもたけた“万能の天才”でした。 しかし彼には、どうしようもなく飽きっぽいという、大きな欠点がありました。 絵を描き始めては、次々と途中で投げ出したため、完成した作品はわずかに17点。 この内「モナ・リザ」を始め、5点がルーヴル美術館に展示されています。 というのも、彼は晩年フランス国王フランソワ1世から招かれ、作品を携えてフランスへと渡り、そのままフランスで亡くなったからです。 「岩窟の聖母」は一作目がルーヴル美術館に、ほぼ同じ構図の二作目が、ロンドンのナショナルギャラリーに展示されています。
 ミケランジェロには「システィーナ礼拝堂」の章で触れたので、ここでは省略。 ルーヴル美術館には、「瀕死の奴隷」などの彫刻作品が展示されています。
 ラファエロは、「聖母子(美しき女庭師)」のような調和の取れた構図と優しい表情の聖母マリアを好んで描いため、 “聖母の画家”と呼ばれています。彼は25歳で、ヴァチカン宮殿の壁画作成という大役に抜擢され、その天才ぶりを存分に発揮しました。 ルネサンス芸術を完成させた画家として、後に「史上最高の画家」として尊敬を集めたラファエロですが、ダ・ヴィンチの構図や遠近法、 ミケランジェロの肉体表現などを巧みに取り入れた、“模倣の天才”でもありました。 ミケランジェロが制作中のため、立入禁止になっていたシスティーナ礼拝堂も、こっそり覗き見していたようです。
ラファエロは色白の美男子で、私生活では派手に浮名を流していましたが、37歳の若さでこの世を去りました。
天は二物を与えた天才に、長生きの運命までは与えなかったのでしょうか。
■橋本亮一 プロフィール
(株)ブルーム・アンド・グロウ代表取締役
IATA-UFTAA International Travel Consultant
総合旅行業務取扱管理者
レイル・エキスパート
日本旅行医学会認定添乗員
「お仕着せになりがちなパック旅行では味わえない旅を提供したい」 と、2003年6月、15年間勤めた大手旅行会社を退社後、サロン形式の旅行会社を構え、 その人に合った世界にひとつだけの旅プランを提案。 また、サロンでは週末に「旅の学校」も開講。
芦屋市山手町24-5 TEL:0797-23-8740
E-Mail:travel@bloom-grow.jp
聖母子(美しき女庭師)(ラファエロ・サンティ) 1507年
(ルーヴル美術館:パリ・フランス)
 このコラムは毎月更新(次回は2007年8月16日)です!お楽しみに…
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