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芦屋発 旅と文化のすすめ
 都市紹介編 第4回 ヴェネチアA〜運河
「溜め息の橋と運河」
(ヴェネチア・イタリア)
 古い、狭い、高い、取れない――ヴェネチア本島のホテルはどうも評判が良くありません。 それでもせっかくヴェネチアに行くのなら、私は本島の中にあるホテルに泊まることをお薦めしています。 もちろん、ヴェネチアの観光名所の全てが本島にあるということも大きいのですが、 それに加えて他ではできない経験、ボートでホテルに乗りつけてチェックインするという、大変貴重な経験ができるからです。
 自動車の乗り入れが禁止されているヴェネチア本島での交通の主役は、道路でなく運河です。 全ての建物は運河を正面にして造られており、道路に通じる入口は裏口でしかありません。 だからホテルの “正面玄関”から入るとはすなわち、ボートでホテルに乗りつけることを言います。
ヴェネチア本島をS字に流れるメイン・ストリート、“世界で最も美しい通り”「カナル・グランデ(大運河)」をボートで進むと、ゴシックルネサンスバロックなど、 時代ごとに様式の違うそれぞれの建物が、運河を正面にして建てられている様子がよく観察できます。
 ヴェネチアのもう一つの楽しみ方は、迷路のような路地を気の向くままに散策してみることでしょう。
相当に方向感覚の良い人が地図を頼りに歩いても、いつの間にか迷ってしまうくらい、ヴェネチアの路地は複雑に入り組んでいます。 でも、名もない通りの行き止まりに開ける小さな中庭や噴水や、知らず知らずまぎれ込んでしまった民家の軒先などに、 通常の観光では味わえない驚きと発見があるはずです。ヴェネチアの街は、そんな奥深い魅力にあふれています。 ただし日が暮れてからの路地裏散策は、治安うんぬん以前に、本当に帰れないかもという恐怖に襲われるので、あまりお薦めできませんね。
■橋本亮一 プロフィール
(株)ブルーム・アンド・グロウ代表取締役
IATA-UFTAA International Travel Consultant
総合旅行業務取扱管理者
レイル・エキスパート
日本旅行医学会認定添乗員
「お仕着せになりがちなパック旅行では
味わえない旅を提供したい」と、2003年6月、15年間勤めた大手旅行会社を退社後、サロン形式の旅行会社を構え、その人に合った世界にひとつだけの旅プランを提案。また、サロンでは週末に「旅の学校」も開講。
芦屋市山手町24-5 TEL:0797-23-8740
E-Mail:travel@bloom-grow.jp
カーニバル用に売られている仮面 (ヴェネチア・イタリア)
 このコラムは毎月更新(次回は2006年9月16日)です!お楽しみに…
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