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芦屋発 旅と文化のすすめ
 <都市紹介編> 第3回 〜ヴェネチア@〜サン・マルコ寺院〜
「サン・マルコ寺院」
1063年頃-1090年頃(ヴェネチア・イタリア)
 “水の都”ヴェネチアは、世界にたった一つしかない街です。すみずみまで運河が入り込むヴェネチア本島は、自動車が乗り入れ禁止のため交通手段は徒歩か水上バス・水上タクシーなどのボート、あるいは昔ながらの手こぎの舟“ゴンドラ”しかありません。それに加え東西ヨーロッパの両方の影響を受けて、さまざまな時代に造られた建物がそのまま残っているため、街全体がさながら建築博物館のようです。こんな街、世界中どこを捜しても、他にはありません。
 街のシンボルは何と言っても、ナポレオンが「世界で最も美しい客間」と呼んだサン・マルコ広場と、それに面して立つサン・マルコ寺院に大鐘楼でしょう。私たちには信じられないことですが、中世の時代は西ヨーロッパよりも、現在のトルコを中心とする東ヨーロッパの方が、はるかに進んだ文化を誇っていました。
実際、サン・マルコ寺院が完成した1090年頃、西ヨーロッパではようやく、分厚い壁、小さな窓の無骨なロマネスク建築が広まっていたのに対し、東ヨーロッパでは巨大なドームを持つ華麗な建物が、多数造られています。ヴェネチアは、アドリア海の交易によって東ヨーロッパの進んだ文化を輸入していたため、サン・マルコ寺院のような“進んだ”建築を造ることができたのです。西ヨーロッパが、文化面で東ヨーロッパにやっとこさ追いつくのは、16世紀のルネサンスの時代になります。
 ヴェネチアへは、日があるうちに飛行機で到着するのがお薦めです。ヴェネチアのマルコ・ポーロ国際空港から水上バスに乗ると、遠くに霞む鐘楼とサン・マルコ寺院のシルエットがどんどん近づいてきて、憧れの“水の都”との感動的な出会いが体験できます。ヴェネチア本島の中からでは、アングルの関係で、サン・マルコ寺院と鐘楼を同時に写真に収めることができません。だからこの水上バスからの景色は、貴重なシャッターチャンスなのです。
■橋本亮一 プロフィール
(株)ブルーム・アンド・グロウ代表取締役
IATA-UFTAA International Travel Consultant
総合旅行業務取扱管理者
レイル・エキスパート
日本旅行医学会認定添乗員
「お仕着せになりがちなパック旅行では味わえない旅を提供したい」と、2003年6月、15年間勤めた大手旅行会社を退社後、サロン形式の旅行会社を構え、その人に合った世界にひとつだけの旅プランを提案。また、サロンでは週末に「旅の学校」も開講。
芦屋市山手町24-5 TEL:0797-23-8740
E-Mail:travel@bloom-grow.jp
サン・マルコ広場(ヴェネチア)
 このコラムは毎月更新(次回は2006年8月16日)です!お楽しみに…
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