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芦屋発 旅と文化のすすめ
 <都市紹介編> 〜第1回 ミラノ@〜最後の晩餐〜
「サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会」
15世紀中頃(ミラノ・イタリア)
ミラノといえば、誰もが知っているファッションのメッカ。買い物するにはいい所だけど、“観光地としては大したことがない”というイメージがつきまとっていますが、いえいえ、とんでもございません。
あの世紀の名画「最後の晩餐」があるじゃないですか。「最後の晩餐」はご存知レオナルド・ダ・ヴィンチの不朽の名作。「ルネサンス絵画」の代表作で、街の中心部にある、サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会の壁画として描かれています。「晩餐」の様子が描かれただけあって、この場所は教会の食堂として使われていました。ダ・ヴィンチはこの絵を描くにあたって、大きな失敗を一つしています。それは、当時壁画を描く上で常識とされていた、壁の漆喰が乾く前に急いで絵具を塗る“フレスコ”という手法をとらず、石灰の壁の上に水彩絵具で直接描いてしまったため、制作の最中から絵が剥げ落ち始めました。
この絵はイエスと12人の弟子が晩餐を取った時、イエスが弟子たちに向って「この中に私を裏切る者がいる」と宣言し、弟子たちに動揺が走った瞬間を描いたものです。弟子たちが落ち着きなく、「え?何だって?いったい誰だ?」などと口走りながら、ざわざわしているのでしょう。ちなみに、実際に裏切ったユダは、真中にいるイエスの向って左3人目。暗く小さく、おどおどしているかのように描かれています。「最後の晩餐」を見学するには予約が必要です。近年「ダ・ヴィンチ・コード」が世界的なベストセラーになったお陰で、ただでさえ取りづらかった予約が、さらに難しくなりました。多くの旅行会社のツアーでは、ミラノに宿泊しても「最後の晩餐」をコースに入れていないものがほとんどです。どうしてもこの大作を一目見たいのなら、まず旅行会社やホームページなどで予約を取れる日を調べて、その日に合わせて旅行全体のスケジュールを組まなくてはなりません。でもそれくらいしてでも、見る価値はじゅうぶんにあります。
■橋本亮一 プロフィール
(株)ブルーム・アンド・グロウ代表取締役
IATA-UFTAA International Travel Consultant
総合旅行業務取扱管理者
レイル・エキスパート
日本旅行医学会認定添乗員
「お仕着せになりがちなパック旅行では味わえない旅を提供したい」と、2003年6月、15年間勤めた大手旅行会社を退社後、サロン形式の旅行会社を構え、その人に合った世界にひとつだけの旅プランを提案。また、サロンでは週末に「旅の学校」も開講。
芦屋市山手町24-5 TEL:0797-23-8740
E-Mail:travel@bloom-grow.jp
「最後の晩餐」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)1495-98年
(サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会:ミラノ・イタリア)
 このコラムは毎月更新(次回は2006年6月16日)です!お楽しみに…
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