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芦屋発 旅と文化のすすめ
 <基礎知識編> 〜第7回 現代建築と絵画〜
【エトワール凱旋門(ギュスターヴ・エッフェル)】
1889年-(パリ・フランス)
写真提供:フランス政府観光局
1889年のパリ万博で登場した建造物に、パリ市民は騒然となります。
それは、今日すっかりパリ名所になっているエッフェル塔。建築の常識に反する鉄骨むき出しの建物は、無骨だ、醜いと徹底的に嫌われました。更に20世紀に入って、鉄筋コンクリート造りのアパートがパリに出現したのを皮切りに、これまでの建築とは似ても似つかぬ、箱を積み重ねたような鉄・ガラス・コンクリートの建物が、世界中で造られるようになります。建築技術の進歩により、シカゴやニューヨークには高層ビルも建ち並びました。
今日私たちが当たり前に見ている現代建築が、都市の景観を一変させたのです。
絵画の世界では、「印象派」の画家たちが光にばかり関心を示したため、 絵から形が消えてしまうとの危機感が生れていました。そこに登場したのが「後期印象派」。 彼らは、現実に見えるとおりに描くことを拒否して、感情や目に見えない真実を、 線や形でキャンバスに表現しようとします。
ありえない構図で形にこだわったセザンヌ、大胆な構図と挑発的な色で感情を表現したゴーギャン、 溢れる感情を思いのたけ筆に乗せたゴッホらが、彼らの意図とは無関係に、現代絵画の扉をこじ開けたのです。 とりわけ、美術教育を受けていない二人の天才、ゴーギャンとゴッホが残した影響は、計り知ることができません。
現代芸術は、これまでとは全く違う新しい試みを繰り返し、時には従来の枠組みを飛び越えて、 芸術を見て美しいものから、その意味を考えるものへと変えました。 建築も、機能重視の「モダニズム」と、遊び心を持つ「ポストモダン」との間で揺れ動きながら、方向を摸索しているかのようです。
20世紀後半以降の文化の総括には、もう少し時間が必要なのかも知れません。
■橋本亮一 プロフィール
(株)ブルーム・アンド・グロウ代表取締役
IATA-UFTAA International Travel Consultant
総合旅行業務取扱管理者
レイル・エキスパート
日本旅行医学会認定添乗員
「お仕着せになりがちなパック旅行では味わえない旅を提供したい」と、2003年6月、15年間勤めた大手旅行会社を退社後、サロン形式の旅行会社を構え、その人に合った世界にひとつだけの旅プランを提案。また、サロンでは週末に「旅の学校」も開講。
芦屋市山手町24-5 TEL:0797-23-8740
E-Mail:travel@bloom-grow.jp


【ひまわり(ゴッホ)】
1888年(ナショナル・ギャラリー:ロンドン・イギリス)
 
 このコラムは毎月更新(次回は2006年5月16日)です!お楽しみに…
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