 | | | サン・ピエトロ寺院 (ミケランジェロ、マデルノ、ベルニーニ) 1502-1626年(ヴァチカン) 写真提供:イタリア政府観光局(Fototeca ENIT) | |
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| ローマ・カトリックの総本山サン・ピエトロ寺院の、大改修工事がスタートしました。 設計責任者はミケランジェロ。 彼は丸いドームを持つ、端正でバランスの取れた、ルネサンス建築の集大成を作ろうとしましたが、設計図の完成前に亡くなります。 大慌てのカトリック教会は、当時ローマで名を上げていた二人の若い建築家に、未完部分の設計を依頼します。 この二人が、文化史に残るとんでもないことをしでかすのです。 聖堂正面を担当したマデルノは、正面のデザインに多くの彫刻を取り入れ、彫刻と一体化した建物を作りました。 聖堂前広場と内装を担当したベルニーニは、ギリシア風の柱が並ぶ楕円形の広場を、そしてねじれた柱や金箔、彫刻をふんだんに使った内装を作りました。 こうしてミケランジェロの遺志とは無関係の、コテコテ建築ができ上がったのです。 「バロック建築」誕生の瞬間でした。 絵画の世界でも、ローマから異変が起こります。
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