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芦屋発 旅と文化のすすめ
 <基礎知識編> 〜第2回 ゴシック〜
【ケルン大聖堂】
1248-1880年(ケルン・ドイツ)
写真提供:ドイツ政府観光局
■橋本亮一 プロフィール
(株)ブルーム・アンド・グロウ代表取締役
IATA-UFTAA International Travel Consultant
総合旅行業務取扱管理者
レイル・エキスパート
日本旅行医学会認定添乗員
「お仕着せになりがちなパック旅行では味わえない旅を提供したい」と、2003年6月、15年間勤めた大手旅行会社を退社後、サロン形式の旅行会社を構え、その人に合った世界にひとつだけの旅プランを提案。また、サロンでは週末に「旅の学校」も開講。
芦屋市山手町24-5 TEL:0797-23-8740
E-Mail:travel@bloom-grow.jp
 
12世紀はキリスト教が西欧社会に根づいて、権力を誇るようになった時代です。 そんな時代、パリ郊外にあるサン・ドニ修道院の院長が考えました。 「皆をあっと言わせるような大聖堂を造って、自分の力を示したいものだ。」 彼は最先端の技術を持つ建築家を集め、天にも届きそうな高い塔と、光り輝く ステンドグラスを持った大聖堂を完成させ、ヨーロッパ中の人々を驚かせます。 「ゴシック建築」の衝撃的なデビューでした。

ロマネスク建築では、厚い壁自体が石の屋根を 支えていたのに対し、ゴシック建築では、壁の外側に何本も“柱”を立て、 その柱が屋根をつっかえ棒のように支えたのです。

だから壁自体への負担が軽くなり、天井を高くすることができ、窓も大きく開け られるようになりました。 大きな窓から入る光を利用して“神の館”を演出しようと発明されたのが、そう、 ステンドグラス。壁に描かれていたロマネスク絵画は、 もう描く場所がありません。その代わり、板の上に金箔をたっぷり使って描かれた、 まばゆいばかりのキリスト教絵画が祭壇に飾られました。これが「ゴシック絵画」です。 だんだん芸術性が高まってくると、画家は自分の名前を残したくなるのでしょう。 ヨーロッパの有名な美術館には、ジォットやマルティーニなど、当時の流行画家が名前 を記した作品が、多数展示されています。

これ以降ヨーロッパ各地では、より大きな聖堂が競い合うように造られます。 あまりに壮大すぎる計画だったため、完成まで時間がかかりすぎるものもありました。 ケルンの大聖堂など、完成まで600年以上もかかっています。
 
 
【ユダの接吻(ジォット)】
1304-05年
(スクロヴェーニ礼拝堂:パドヴァ・イタリア)
 
 このコラムは毎月更新(次回は2005年12月16日)です!お楽しみに…
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