誰でもできる速読で脳を活性化!
その効果は無限大!
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誰でもできる速読で脳を活性化!
その効果は無限大!

「速読」とは、文章を早く読む読書法のこと。昨年、芦屋にオープンした『楽読(らくどく)』は、その「速読」を楽しく学べるお教室だそうです。どんな風にレッスンして、何が楽しいのか等、速読の世界を体験するために早速に取材に行ってきました。

誰でも出来るトレーニング法で喋りながらレッスン

本日、速読体験をするのは、現役大学生モデルの小野恵利加(おのえりか)さん。読む本は勉強関係が多いそうですが、速度は遅いと自己分析。まずは、どれ位のスピードで読めるのかを計測します。日本人の平均は、1分間で500文字程度。文章を普通に15秒読んで×4すると…恵利加さんは500文字だったので平均的な速さですね。速読のレッスンでは1分間3000字を目指します。早く読める人だと5000文字は読めるそうで、これは新聞1ページを2分で読むペースだそうですよ。小説など590も30~40分で1冊読めるなんてスゴイですよね。さて、どんなレッスンで読書速度を上げていくのでしょうか?

眼筋トレーニング

本を読む前に、速読のための目のトレーニングをします。まずは、目の筋肉をほぐすストレッチが大切。目の筋肉を鍛えると、視野が広がり、よりたくさんの文字情報を取り入れることができます。また、目がスムーズに動くようになるので、文字を素早く追っても疲れにくくなるそうです。

  • ストレッチ1

    手を左右に広げて指を立て、顔は正面のまま、眼だけで左右交互に見ていきます。

  • ストレッチ2

    手を上下に広げて、1と同様に眼だけで上下交互に指を見ていきます。

  • ストレッチ3

    顔の前に立てた指と、その背後とに焦点を素早く移し変えます。

眼の筋肉なんて普段は意識していないことが多いですが、こうした簡単なトレーニングで鍛えることが出来るんですね。このトレーニングは、毎日することが効果的で、視力回復にもつながるそうです。

文字を”見る”トレーニング

では、次に右脳を活性化する読み方として、文字を読むのではなく“見る”トレーニングをします。文章の意味を取らずに、5分間ひたすら記号のように文字を流し見ていきます。この読み方に慣れたら、目の動きは止めずに、文章とは関係ない会話を同時にしていきます。一見、インストラクターを中心にみんなで楽しいお話しをしているようですが、目はずっと文字を追いかけており、さらに教室には英語の高速音声が流れ、知らず知らず脳ミソがフル回転!いろんな刺激を受けて右脳がぐんぐんと活性化していきます。
実際のレッスンには字の大きさや文字間などが丁度いい教材を繰り返し使用します。速読は、1回45分のレッスンを反復練習することで身に付き、約25回で誰でも体得できるそうです。速読と言えば自分ひとりだけの作業かと思いがちですが、パソコンは使わずに、楽しい会話の中で習得できるのが驚きでした。

思いがけない変化と可能性に出会える速読の世界

今回は20分という短いレッスンでしたが、この時点で再度、最初に読んだ文章を、意味を取りながら普通に読んでみます。すると、なんと1128文字という結果に!倍以上の文字量ですね。恵利加ちゃんの感想は、「これまでの自分の読み方がゆっくりなんだと知りました。意味も頭に入ってきました」とのこと。早く読むということは、脳内の情報処理力が上がり、理解力も記憶力もアップするということ。単に読む分量が増えるというだけでなく、より効果的に学習が出来るのはもちろん、本の楽しさや感動を味わうこともちゃんと出来るんです。

インストラクターの三原淳さんは、3年前に速読と出会われたそうです。「右脳を活性化すると良い方への変化がいっぱいありました。時間の有効活用が出来るので、心にゆとりが出来て、イライラしなくなりました。ネガティブだったのにへこむことも少なくなりました。速読は誰でも出来るので、自分の変化に気づき、新たな可能性と向き合えますよ」とのこと。試験や受験や仕事などで効果が上がるだけでなく、感じ方や意識をも変える速読。速読がもたらす効果は人それぞれなのかも知れません。

株式会社楽読芦屋スクール

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協力:『AFES model agency』 
(ライター 長谷川幸子)