美術館で過ごす夏休み!世界の絵本原画で心弾むひとときを。
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美術館で過ごす夏休み!世界の絵本原画で心弾むひとときを。

西宮市大谷記念美術館でおなじみの展覧会
『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』が、この夏も開催されます。
厳しい暑さが続いていますが、
涼しい美術館で心に響く絵や楽しくなる絵に囲まれて親子で良い時間を過ごしませんか?

子どもも大人も心自由に想像の世界へ行ってみよう!

 1978年以来、毎年開催されている『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』が、8月23日より西宮市大谷記念美術館で始まります。会場入口から絵画の世界に誘われ、子どもから大人までワクワク気分に。世界各国の絵本原画を一堂に見られる展覧会として、毎年楽しみにしている方も多いのでは。  絵本といえども、その色合い・タッチ・世界観など多種多様で、書店に並んでいないような絵画の原画に出会えるので、ここでお気に入りの作家さんを発掘できるかも!気軽に見られるので、小さなお子さまにも初めての美術館としてオススメ。通常の展覧会よりも低めに展示されており、子どもの目にも見やすいのが嬉しい配慮です。

 今回は、特別展示として、昨年に第4回ボローニャSM出版賞を受賞した刀根里衣さんの受賞作絵本「ぴっぽのたび」全原画18点と、これまで出版された絵本の中から18点の計36点をご紹介。さらに、今年ボローニャ近代美術館で展覧会を開催して高い評価を得た、三浦太郎さんの新作も展示し、見応えたっぷり。閑静な西宮市大谷記念美術館でしばし暑さを忘れ、親子で自由に想像の翼を広げましょう。

ボローニャ国際絵本原画展とは?

イタリア北部の古都ボローニャ市で毎年開催されている、世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市、ボローニャ・ブックフェアに併設された絵本原画のコンクール展の入選作品による展覧会です。このコンクールは、5枚1組にしたイラストを用意すれば誰でも応募できる公募展で、有名作家も新人作家もエントリーできます。コンクールをきっかけに世界で活躍する絵本作家が誕生しており、新人イラストレーターの登竜門としても知られています。今年は59ヵ国から3190名が応募。審査により、日本人15名を含む23ヵ国75名の作家が入選を果たしました。

ちょっと嬉しいお知らせ

  1. 「えほんのへや」のコーナーでは、絵本を手にとって読むことも出来ます。また、絵本や図録、ポストカードの販売もあり、ステキなお土産になりますよ。
  2. 絵本作家によるサイン会を開催予定。
    詳細は西宮市大谷記念美術館HPをご覧ください。
  3. 小さなお子さま連れの方がゆっくり鑑賞していただくために一時保育を設定。対象年齢は6ヵ月~3歳。実施日・時間のお問合せ、お申し込みはお電話で。

公益財団法人 西宮市大谷記念美術館

  • 兵庫県西宮市中浜町4-38 (GoogleMap)
  • 0798-33-0164
  • 10:00-17:00
    (入館は16:30まで)
  • 水曜日(ただし、祝日の場合は開館し翌日休館)

〈ライター 長谷川幸子〉