ママもベビーも笑顔で食事を楽しむための離乳食講座
(テキスト記事はこちらからご覧ください。)

ママもベビーも笑顔で食事を楽しむための離乳食講座

初めての育児には、たくさんの喜びと同時に戸惑いと悩みがつきもの。そんな新米ママを明るくサポートするサロン 『SweetPea~スイートピー~』で、離乳食講座を取材してきました。

頑張るママの肩の力を抜くお手伝い

芦屋市三条町の『SweetPea~スイートピー~』は、行き詰まりがちな育児ライフをサポートするママとベビーのサロンとして2010年10月にオープン。オーナーの松 弘枝さんは、慣れない育児に奮闘する娘さんの姿を通し、ご自身の子育て時代の「靴を脱いでリラックスして誰かと喋りたい!」という気持ちを思い出し、このサロンの開講に至ったとのこと。サロン開講に向けて、ロイヤルセラピスト協会ベビーマッサージ認定講師の資格を取得したり、乳幼児期食育リーダーやリフレクソロジストなどの養成講座を修了した松さん。松さんの子育て中のママをサポートしたいという熱い思いがエネルギーとなって輪が広がり、講師陣にはベテランママや経験豊かな先生が集まりました。講座の内容はもちろん、先輩ママからのきめ細やかなアドバイスと、育児に対して大らかな気持ちを貰えるのが魅力です。

食べる楽しさをママも忘れないで!

離乳食講座では、調理師・食育アドバイザーの先生が、気になる点をアドバイス。「温度は?」「ひとさじの量ってどれくらい?」など、育児書やサイトでは分かりにくい情報も、実際に見ると分かりやすいですね。今日は、ベビーの具合が悪い時の離乳食についての質問があり、熱がある時や下痢の時のメニューが紹介されました。ママたちはレシピの説明を受けた後、キッチンに入って調理タイム。その間、ベビーは保育士の資格を持つ見守りスタッフが見ているので安心です。食材は、茹でたりマッシュした状態で冷凍保存袋に入れ、袋の上から小分けしておくと便利です。市販のベビー用の出汁やソースを活用すればより時間短縮。こうした離乳食を手早く作る技ばかりでなく、大人のメニューも効率よく作るコツもレクチャー。さて、今日のメニューは、「きれいな虹色ご飯」「元気になるオレンジ色スープ」「お腹のためのやさしいゼリー」の3品。見た目もとってもキレイ!まずはママが試食し、希望者はベビーにもお試し。今日のベビーちゃんはとっても美味しそうに食べる!食べる!やっぱりいい笑顔が出ると嬉しいものですが、食べたくない時もあれば、好きじゃないものもあって当然。
「食欲は生きる事の原点、生きることの意欲につながると言われています。今日一日、栄養面で過不足があったとしても、赤ちゃんがたくさん遊んで、『あ~、お腹がすいた』と感じ、元気いっぱいであれば必ず次の日はモリモリ食べてくれますよ」という松さんの言葉に安心感が広がります。無理強いして食べさせるのではなく、子どもの人格を認めた上で一緒に食事を楽しむことが大切ですね。

子育ての悩みは決して一人のものではない!

この離乳食講座に参加した方々は、自分の子どもだけが手が掛かるのではないことに気づかれるそうです。講座後 のティータイムでは、育児全般の相談事や情報交換など、話が尽きない様子。同じ悩みを抱えるママと話せて心が 楽になったり、ママ友が出来たり。「時には育児以外の話で盛り上がることも!実はこれが楽しい!」と、ある受講者。 ママの気分がリフレッシュできれば、ベビーとのかけがえのない時間がもっと楽しめそう!

人参、かぼちゃ、ほうれんそう、鶏そぼろ、鮭、ささみなど、月齢に合わせた状態で複数の食材を冷凍保存しておけば、組み合わせを変えるだけで色んなメニューが出来ます

「美味しいお菓子を頂きながらのティータイムが楽しみ!」。こういう時間が嬉しいですね。

ベビーから美味しいサインが出ました。ママと二人っきりのいつもの食事タイムと違って、他のベビーと並んで食事も良い刺激になりそう

SweetPea(スイートピー)

  • 兵庫県芦屋市三条町
    6丁目
  • 0797-26-7511
  • レッスン月1回
    (第4金曜日開催予定)

(ライター 長谷川幸子)