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ナチュラル・ボーン・キラーズ

「問題作」と呼ばれる映画があります。
作品やそのテーマに関して観客に問題提起するような作品がそう呼ばれることが多いのですが、斬新過ぎる手法の映画などもそうよばれることがあります。
今回はどちらの意味でも「問題作」である「ナチュラル・ボーン・キラー」をご紹介します。

ミッキーとマロニーのカップルはハイウェイを旅行しながら、自身の欲望の赴くまま、無軌道に殺人を繰り返していきます。50人以上もの殺人を犯した後、ついに二人は捕らえられますが、過剰なマスコミの報道により、ヒーローに祭り上げられます。そんな中、視聴率アップを狙うTVキャスターが監獄でのミッキーへのインタビューを行うのですが…。
シュールなイメージカットやモノクロの画像、アニメーションを効果的に織り交ぜながら二人の暴力と心情を描写する手法は斬新で、多くの映画人に衝撃を与え、10年近く経った現在の映画にも同様の手法を見て取ることができます。あまりにも利己的、そして安易な動機で殺人を繰り返し、その一方で二人だけの世界を生きるようなミッキーとマロニーの愛が同時進行で描かれる本作はそのテーマ自体がシュールといえるかもしれません。

監督は「プラトーン」「7月4日に生まれて」などで知られる巨匠、オリバー・ストーン。ある意味で本作はオリバー・ストーンらしい好き嫌いが大きく分かれる作品といえるでしょう。殺人カップルの一人、ミッキーを演じたのはウディ・ハレルソン。本作の演技で注目され、数々の映画に主演、出演しています。もう一人のマロニーはジュリエット・ルイスが演じ、体当たりの演技を見せています。

さて、ご覧になれば本作が「問題作」であることはすぐご理解いただけるでしょう。
大量殺人を犯した彼らが自分達だけの愛に終始するストーリーも、マスコミ、刑事、刑務所長など登場人物のほとんどが異常な人々であることも観客を戸惑わせます。(だって誰を応援すればいいんでしょう?)普通の映画ではこのような犯罪を犯した人間は、それがたとえ主人公だとしても悲惨な末路をたどるものですが本作は違います。この結末がなんとも気持ちの悪い、すっきりしない感情を残すのでしょう。映画は勧善懲悪でなければいけないとは思いませんが、本作の結末に諸手を挙げて喜べないのも事実です。殺人を肯定するかのような内容の映画を上映するってのも問題があるように思いますしね。(実際、公開時には各地で上映禁止になりました。)
結局、問題作というのは、観客がこういう議論を戦わせた時点でその目的を達成しているのかもしれませんね。「問題作」の是非を議論することも映画の楽しみには違いありません。決して万人向けのオススメ映画ではない本作ですが、そういう点では代表的な一本です。

とはいえ、好きな映画のベストワンに本作を挙げる人には、少し危ないものを感じますね。
もし、あなたがそうだとしても、円滑な人間関係のためには、それは隠しておいたほうがよいでしょう。とりあえず、ディズニーの映画とかを好きだといっておきましょう。

私?もちろんディズニーのファンですよ。
…ホントに。

CINEMA DATA

1994年制作

【配給】ワーナー
【監督】オリバーストーン
【原作】クエンティン.タランティーノ
【出演】ウディ・ハレルソン
ジュリエット・ルイス
ロバート・ダウニーJR
トミー・リー・ジョーンズ 他

ワーナーホームビデオよりDVD発売中

©Eiga-zaru 2004-2018

※掲載している情報は、2009.02.01の情報です。
 そのため記載内容が、最新のものと異なる場合があります。

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